肥料の成分とその働き
庭木の健全な生育には、適切な栄養のバランスが不可欠ですね。
ここで…
肥料の基本的な三大要素 N−P−K って何…???
ってことで基本的な事を少しおさらいしてみます。
左の画像は、よく市販されている肥料ですが、大抵の袋には、このように3つの数字が並んでいますよね→(8‐6‐6)
これは、何かというと、ご承知の通り
(窒素8%-リン酸6%-カリウム6%)
という比率を表示したものです。
3大要素の特性 …… それぞれの要素には、樹木の生育に必要な特性があります。
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葉や枝などの生育を促進する働きがあり、「葉肥」とも呼ばれます。 葉の色を活き活きとした深緑にします。 但し、チッソ過多になると花や実のつきが悪くなります。 |
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花や実のつきをよくする働きがあり、「実肥」とも呼ばれます。 あらかじめ元肥として必要な量を与えておいた方が効果的です。 |
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植物の茎や根を丈夫にする働きがあり、「根肥」とも呼ばれます。 健全で病気に強い根を育てます。 |
この要素の比率も考慮に入れて、目的に応じた肥料を選ぶと良いでしょう。
たとえば、庭木をもう少し大きく育てたい。葉がくすんで色が悪い場合などは、窒素の値が大きい肥料を。 春先の花つきを良くしたい場合は、窒素を控えてリンを多めに。 というふうに、お考えになり施肥することが望ましいと思います。